自然のテイストをインテリアエレメントに内包させる渡辺仙一郎さん　プロダクトデザイナー

アーティストインタビュー

2012.08.13

光の器／傾けることで光源の向きを変えられる照明

結晶をモチーフにした「器」形のアクセサリー照明器具。気分やシーンに合わせて傾けることで、光源の向きをコントロールできる。

HANGER LIGHT／ハンガー形をした懐中電灯

置き場所に困る懐中電灯を、インテリアとして成立させて積極的に目につきやすい所に置いけるようにした。どこにでもかけられるので、必要な時にはすぐに使える優れモノ。

デザインできるものは何でも

自分の感性で創造していきたい

――これからの展開について教えてください。

とにかくデザインできるものは何でもやっていきたいですね。この前、北欧に行って影響を受けたのですが、余計な看板も一切なし、サイン計画や建築が街並みと一体となって整っているのには感心しました。インフラがデザインで整備された景観を見ていると、日本でもデザインしなければいけない部分って、まだまだたくさんあると思いました。

また、最近はフライヤーのデザインやプロダクトのデザインが多かったのですが、元々、インハウスのディスプレーデザイナーをやっていたこともあるので、これからは空間全体としてのデザインも提案していきたいですね。

もちろんマンションのデザインにも興味があります。私自身、30代前半から後半の世代をターゲットとしてデザインをしているんですが、友人や家族を招いてホームパーティーができるような空間をデザインしてみたいですね。人が集まって楽しめるような空間づくりをお手伝いできればと思っています。

一方でウェブデザインや自転車にも興味があるので、ジャンルをこだわらず自分なりのデザインを展開していきたいですね。小さなものから大きなものまで、自分のデザインで新しい風を送ることができればいいなと思っています。