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2017.09.20

“いちばん使える”のは「通知機能」

 

 

最新の3モデルをご紹介したところで、スマートウォッチがどのくらい“使える”もの、便利なものなのかを具体的にご紹介しよう。

 

スマートウォッチはスマートフォンの機能を腕元だけで使える、腕元から操作できる機器だ。たとえば、まるで昔のSF映画の通信機器のようにウォッチだけで電話を掛けたり受けて話したり、スマートフォンのリモコンになって、そのカメラのシャッターを切ったり。さらに、液晶ディスプレイタイプのモデルならスマートフォン同様に持ち主がアプリを追加することで、機能を自由に追加して増やすこともできる。

 

そして多彩な機能の中でも“いちばん使える”のが「通知機能」。これは、スマートフォンに届いた電話やショートメールやメールの着信、 SNSのメッセージやコメントの投稿、さらに最新ニュースや天気などの情報を、ディスプレイの表示や振動、針式モデルの場合は文字盤上の針の特別な動きで教えてくれるもの。

 

中でも特にありがたいのが、メールやメッセージの通知機能。仕事の相手や家族からの大切なメールやメッセージを待たなければならない、でも会議や打合せ中だから、スマートフォンを取り出して操作することはできない。そんな場面で、この機能はとても便利だ。しかも全面ディスプレイタイプの場合はスマートウォッチの画面だけでもメッセージやメールを読むことができる。忙しい人には、これは助かる。

 

watchOS 3を搭載した「アップル ウォッチ シリーズ2」のメール受信画面。これはディスプレイサイズが小さいケース幅38mmのモデルだが、テキストなら快適に読める。

 

こちらは「Diesel On タッチスクリーン スマートウォッチ」の通知機能でニュースと天気を表示させたところ。

 

ウォッチだけで返信もOKに

 

しかも、昨年秋以降に発売された液晶ディスプレイタイプのモデルなら、スマートフォンを取り出さなくても、腕に着けたスマートウォッチだけで、メールやメッセージにスマートフォンと同じように返信することができる。

 

あらかじめ「あとで返信します」など、返信用の定型文がいくつも用意されているし、定型文で不十分なら音声認識機能を使って長めの返信文も簡単に作って送れる。移動中、すぐに相手に返信したいときに、これほど便利なものはない。

 

watchOS 3を搭載した「アップル ウォッチ シリーズ2」で、返信メールを作成する画面。マイクボタンにタッチすれば返信文の音声入力ができる。またクラウン(リュウズ)を回して画面を下にスクロールすれば、さらに別の定型文が現れる。その文章をタッチして選択すればいい。

 

ネット検索や地図アプリも便利

 

そして、アップルのSiriや google などの音声認識機能を使えば、ディスプレイは小さいものの、ウォッチだけで音声でネット検索もできる。また地図アプリを起動して音声認識機能で目的地を設定すれば、目的地までの経路や時間を表示、さらに音や振動で、目立たずにさりげなくナビゲーションをさせることも可能だ。

 

特に治安の悪い海外ではスマートフォンを片手に街を歩く「歩きスマホ」は絶対に避けたいもの。そんなとき、最新のディスプレイタイプのスマートウォッチがあれば、かなりこのリスクを減らすことができる。

 

こちらもwatchOS 3を搭載した「アップル ウォッチ シリーズ2」でのナビゲーション。登録した自宅や勤務先なら即座に検索できるし、音声入力で目的地を検索、表示されたリストの中から選べば、そこまでの経路や到着予定時刻などを表示してくれる。

 

Android Wear 2.0を搭載したスマートウォッチも、Googleの音声検索でネット上の情報検索や目的地までのナビゲーションが行える。