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2018.01.24

あなたに向いたスマートスピーカーは?

 

スマートスピーカーの機能は、機器を発売するネット企業が提供するサービスで変わる。だから、スマートスピーカー選びは、まずは「あなたがどんなネット企業のどんなサービスをよく使っているか」を考えて選ぶのが、いちばん満足できる可能性が高い。その点から、3社の主要4モデルをご紹介しよう。

 

Googleのサービスをよく使う

映像配信サービスを使うなら

 

Google Home

 

©Google

 

世界最大の検索エンジンを運営するGoogleらしく、検索機能がスマートなのがGoogleのこの2モデル。またGoogleが発売するテレビと接続する映像端末Chromecastと連携して、YouTubeや有料映像配信サービスNETFLIXなどにある映像コンテンツを声で検索、テレビで再生できる。使う場合は「OK Google」または「ねえ、Google」と話しかけて使う。コンパクトサイズのGoogle Home Miniもある。直径96.4mm×高さ142.8mm。本体重量477g。価格は1万5120円(税込)。また小型サイズのGoogle Home Miniは6480円。以下の直販サイトのほか、家電量販店でも購入できる。連携するChromecast、Chromecast Ultraの価格はそれぞれ4,980円、9,000円(いずれも税込)。https://store.google.com/product/google_home?hl=ja

 

 

Amazonをよく利用する人に

声だけでネット通販が使える

 

Amazon Echo

 

©Amazon

 

世界最大の通販サービスやプライム・ビデオなどの魅力的なコンテンツサービスを展開するAmazonのスマートスピーカー。優れた検索機能、音楽コンテンツをはじめ充実したサービスに加えて、通販サービスを得意とする会社の製品らしく、Amazonでのネットショッピングが可能。いつもAmazonで購入している生活必需品が声だけでできるのは便利だ。

 

テレビに接続する「Fire TV」端末と連携した映像コンテンツの検索・再生機能は、現時点では日本ではまだ準備中だが、サービスが開始されれば“最強のスマートスピーカー”のひとつになることは間違いない。使う場合は「アレクサ」と呼びかけて使う。サイズは直径88 mm×高さ148mm。本体重量821g。価格は1万1,980円(税込)。コンパクトなEcho Dot、スマートホーム・ハブ機能が付いたEcho Plusの価格はそれぞれ5,980円、1万7,980円(いずれも税込)。現在はAmazonのサイトで招待制(購入を申し込み、購入可能になったら返信メールが届く)で購入できる。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B071ZF5KCM/ref=sv_devicesubnav_0

 

 

音楽でもSNSでも

LINEをよく使うなら

 

LINE Clova WAVE & Clova Friends

 

©LINE

 

幅広く使われており無料通話もできるSMSサービス「LINE」、また音楽配信サービスとして人気の「LINE Music」も展開するLINEのスマートスピーカー。インテリア性の高い「Clova WAVE」と、小型でクマ(ブラウン)とヒヨコ(サリー)のキャラクターでデザインされた「Clova Friends」、2つのタイプがある。他のモデルにはない魅力は、LINEのメッセージの送受信が声だけでできること。FriendsはLINEでの無料通話もできるという、WAVEにはない魅力がある。

 

また他のスマートスピーカーとは違い、本体に充電式の電池が内蔵されていて、移動させて使えるのも大きな特徴。また赤外線リモコン機能内蔵で対応の家電のON/OFFもできる。購入価格にはLINE Musicの12ヵ月(WAVE)、6ヵ月(Friends)の契約がセットされているから、音楽をいつも聴きたい人にはうれしい。使う場合は「クローバ」と呼びかけて使う。サイズはWAVEが直径約140mm(最大部分)×高さ200mm、重さ998g。Friendsが直径約70mm×高さ170mm、378g。価格はそれぞれ1万4,000円、8,640円(いずれも税込)。https://clova.line.me/

 

(取材&文・渋谷ヤスヒト)

 

PROFILE 渋谷ヤスヒト

ジャーナリスト、エディター、メディアプロデューサー。モノ情報誌編集部員時代の1995年から現在まで、スイス2大時計フェアや国内外のあらゆる時計ブランドの取材を一貫して続ける腕時計のエキスパート。他にもクルマ、カメラ、家電、IT機器、ファッション、トラベル、食まで、国内外のあらゆるモノとコト作りの現場取材を続けている。