江戸前“きす”を守る
プロフェッショナルに会いに
豊洲市場にはまぐろのプロ、うにのプロ、海老のプロなど、あらゆる魚に専門的な知識を持つプロフェッショナルが存在する。その中でも数少ない“きす”の専門家は、日本が誇る鮨や天ぷらを下から支える日本料理に欠かせないプロフェッショナルだ。 プロフェッショナルが教える “きす”という魚 マグロや車海老が主役級なら、きすには名バイプレーヤーの趣がある。もちろん江戸…
映画「建築学概論」に見る
予想外の興味深いギフトとは
この世の中で最も値打ちあるギフトとは、なんだと思いますか? 相手が自分のために遠慮なく使ってくれる時間こそ、お金に匹敵するようなプレゼントだったりしますよね。 スマホの影響もありインターネットの檻から常時抜け出せず、どんな瞬間も情報に囲まれとにかく忙しい現代人。 2019年、1月。 まだ始まったばかりではありますが価値あるギフトについてよく考えてみること…
江戸料理に魅せられて
芝浜の地で店をオープン
江戸時代、芝浦には浜があり、漁港があり、江戸の食文化を支えていた。中でも有名なのが、芝浦で大量に水揚げされることから名が付いたという芝えび。そんな芝海老と江戸料理をこよなく愛する料理人、海原大さんにお話を聞いた。 京都の日本料理とは異なる キリリとした江戸料理に出会う店 『太華』の店主・海原大さんが作る料理はとても印象的だ。華美ではなく、ど…
江戸時代から変わらぬ味
榮太樓總本鋪「梅ぼ志飴」
その形から名づけられた 「梅ぼ志飴」 砂糖を煮て作られた南蛮菓子の有平糖(あるへいとう)。江戸の庶民にとっては高価だったこの有平糖をもっと気軽にと、創意工夫から生まれたのが、この「梅ぼ志飴」だ。 「梅ぼ志飴」という名前ではあるが、その味は深みがありほどよく甘い。 まだ固まりきらないうちに飴をはさみで切り、指でつまんだ三角の形が梅干しに…
年末年始の新定番!
備前焼と鰻のちらし寿司
寒い季節になると、食器棚の奥から出してくる器がある。個性はあるのに、強すぎる主張はなくて料理が映える。伊万里焼や九谷焼のような華やかさはないけれど、その堂々とした佇まいに安心できるのが備前焼の魅力だ。 備前焼とは、岡山県備前市周辺で作られている炻器(せっき)のことで、中世から続く日本を代表する窯の1つだ。縄文・弥生時代ともに野焼きで作られていた焼き物に変化が訪れたのは大陸…
ミツバチが育んだ
“第3のみつ”って何?
埼玉県秩父では、以前から豊かな森林環境の再生をはかり、地域の活性化を目指した取り組みが進んでいる。そのひとつ、カエデの樹液からできるメープルシロップのプロジェクトは知られているが、最近では「第3のみつ」のプロジェクトも進行中という。そこで今回はネーミングもミステリアスなこの「第3のみつ」をご紹介。 地元秩父で展開される 『第3のみつ』プロジェクト…
ほんの少しの意識の変化で
自分を変身させていく方法
「おと・な・り」
突然ですが、あなたを構成しているものについて教えてください。 その答えは、無数にありますよね。 メイクなのか? ファッションなのか? 髪型なのか? 持ち物なのか? 仕事なのか? 読んできた本なのか? 周りの人間なのか? 数々の要素の集合体が今日(こんにち)のあなたを作っています。 しかし、自分をつかさどる要素の1つに普段の「生活音」の存在が大きく占めていることに気付けている…
カクテルとジェラートが
新しいバーの扉を開く
今や世界中で新しい試みを持つ個性的なバーが増えている。クラフトカクテルと言われるオリジナルカクテルを中心に、飲み物はよりナチュラルな素材、味わいに、空間はより居心地よく、フレンドリーに。そんな進化しつつあるバーの中でも、カクテルとジェラートという組み合わせで話題を呼ぶ新店をご紹介。 カクテルとジェラートが一緒に楽しめる ちょっと風変わりなバー …