全員が近代美術の巨匠!
フィリップス・コレクション展開催中
「フィリップス・コレクション」 それは、ヨーロッパ美術を愛したある人物の強い情熱が創りあげた、近代アートの宝物ともいえるコレクションそして美術館の物語だ。 東京・丸の内で、展覧会『フィリップス・コレクション』を開催中の三菱一号館美術館。ここが1894年に建てられた赤レンガ造りのオフィスビルを、当初の設計に基づいて再現した建築であることは、ご存じの…
ムンクの《叫び》(1910?)が来日!
あの強烈なイメージが生まれた深い訳
あなたはもうご存じだろうか。 ムンクの「叫び」の人物が、実は叫んでいないかも知れないということを。 その強烈な絵のイメージと「叫び」というタイトルがゆえに、もうその叫び声さえ想像してしまっている人もいるだろう。しかしここに描かれた人物は、彼をとりまく自然が叫んでいるように感じ、恐怖と不安におびえて両耳をふさいでいるのだと解釈されている。 舞…
見えない音楽で空間を構築する?!
六本木で体感「AUDIO ARCHITECTURE展」。
六本木の東京ミッドタウンにある21_21 DESIGN SIGHT。デザインの視点でさまざまなできごとやものごとをリサーチし、世界に向けた発信を続けるこの拠点で、現在「AUDIO ARCHITECTURE : 音のアーキテクチャ展」が開催され、子供から大人まで数多くの観客の五感を楽しませている。特に週末は家族連れもふくめかなりの人気だ。 そもそも「音のアーキテクチャ」って…
感動と謎を呼ぶ貴重な二作品も来日中!
「ミケランジェロと理想の身体」展。
ミケランジェロ。それは、世界中の誰もが知る名前。しかし彼がその手で創った作品を実際に目にすることのできる幸運な人はごく限られる。 レオナルド・ダ・ヴィンチと並び、イタリア・ルネサンス期を代表する芸術家。彫刻・絵画・建築それぞれの分野で傑作を創りあげ「天才」の名をほしいままにしたが、本人は自分の本業を「彫刻家」であると明言していたという。しかし、現存する彼の大理石彫刻作品は…
いとおしすぎる!横浜赤レンガ倉庫で
史上最大規模の「ねこ写真展」
猫たちの人気がとまらない。 どちらかといえば人間との「良い関係」を結びやすい従順な犬と違い、猫たちは自由きまま、イエ猫も人に飼われているという感覚すらなさそうで、それでもときどきどうしようもなくかわいいしぐさや、思いもよらない表情を見せてくれる。 [caption id="attachment_804" align="alig…
世界最大級の現代アートフェア
「アートバーゼル」現地から速報!
フランス、ドイツと国境を接するスイス北部の街「バーゼル」。ライン川の美しい流れに古くから文化が花開いたこの街は、6月、一年でもっともにぎやかな一週間を迎える。 アートギャラリーとアートコレクター、ファンが集まり、作品の展示と取引が行われるアートフェアは、今や全世界で600を超えるともいわれる。その頂点にあるのが、実はここバーゼルで開催される世界最大級の…
男女の愛を永遠にととどめた
ロダンの「接吻」から見えるもの
ずばり「ヌード」と題された展覧会が、横浜美術館で開催されています。美の象徴や表現として、世界のアーティストが永遠のテーマとして取り組んできた肉体やヌード。そうした近代西洋美術の根幹ともいえる身体表現の作品約134点を公開。全出品作がヌードで構成され、そのほとんどが英国テート・コレクションによるもの。中でも白眉ともいえる日本初公開のロダンの「接吻」を、アーティストの塩出麻美さんがレポート。男女の愛を…
天才芸術家の創作の源泉に触れる
岡本太郎の写真-採集と思考のはざまに
精力的に活動した芸術家・岡本太郎の、みずみずしい眼差しを知ることのできる展覧会「岡本太郎の写真-採集と思考のはざまに」が、川崎市岡本太郎美術館で開催されている。当時の風景が迫ってくるような会場構成がされていることが特徴で、岡本太郎の創作活動の源泉に触れられる貴重な体験となるだろう。 [caption id="attachment_659" align="alignnone…