[第5回] タージ・ファラクヌマパレス・
ハイデラバード/インド
栄華を誇ったかつてのマハラジャ
インドの歴史遺産を今に残す豪華な館に滞在
世界三大パレスのひとつと謳われている「タージ・ファラクヌマ・パレス」。インド中南部ハイデラバードにあるこの豪華なホテルは、デカン高原の小高い丘にそびえるように建っています。18世紀、この町を統治したマハラジャの君主が居住していた宮殿ですが、ホテルとしての開業は2010年。完成までに15年の歳月をかけたパレスはまさに圧巻の豪華さでした。 [caption id="attac…
現代美術のトレンドはここで知る。
パリアートの殿堂「グラン・パレ」
パリの中心、シャンゼリゼ通りの途中にある「グラン・パレ」。1900年のパリ万博でパビリオンとして造られた建築は、当時の最先端素材だった鉄とガラスの屋根が特徴。「ネフ(身廊)」と呼ばれる中央のホールは、その美しさと天井高最大45mの壮大さゆえにさまざまな大規模アートイベント、シャネルのファッションショーなどが開催されている。 このスケールを存分に活かしきったのが「モニュメン…
焙煎からドリップまですべておまかせ
究極の全自動コーヒーマシン
秋が刻一刻と深まりを見せ、趣味をじっくり楽しむなど、長い夜をまったりのんびり過ごすにもちょうどいい季節。そんな秋の夜長にぜひ楽しんでほしいのが、ミル、ドリップだけでなく、焙煎機能まで備えたコーヒーマシンだ。 “熱とその制御”のエキスパートが 手掛けた“全部入り” サードウェーブコーヒーが牽引したコーヒーブームも一段落、豆や淹れ方にこだわった…
カンディンスキー、ルオーに観る
「色彩」と「かたち」の冒険
20世紀前半の西洋美術を広い視点で捉えた展覧会が、東京・汐留のパナソニック汐留ミュージアムで開催されている。今夏、宮城県美術館で好評を博した『ルオーのまなざし 表現への情熱』と対をなす『表現への情熱 カンディンスキー、ルオーと色の冒険者たち』。ドイツ表現主義とルオーの共鳴を、油彩画、水彩画、版画、デッサン、書籍など約130点から紐解いていく。 [caption id="a…
オートクチュール刺繍の技術が描く、
想像力あふれるアートの世界。
世界を代表するフランスモード界の頂点を極める「オートクチュール(高級注文服)」。華やかなファッションショーの映像は見たことがあっても、そこで使われる技術を知る人はあまりいないのではないだろうか。実はオートクチュールの輝きの大部分は、施される手刺繍の美しさにある。色も形もさまざまなスパンコールやビーズ、羽根などの素材を職人たちが針で刺していくわけだが、このオートクチュールに特有の技法は、我々がよく知…
石巻・牡鹿半島の総合芸術祭を東京で再構成
『リボーン・アートフェスティバル東京展』
東日本大震災から6年たち、今夏、東北初の総合芸術祭として、「アート」、「音楽」、「食」を発信して話題となった『リボーン・アートフェスティバル』。宮城県石巻市・牡鹿半島で開催された展示は9月10日に幕を閉じたが、東京・神宮前のワタリウム美術館に場所を移し再構成した展覧会『リボーン・アートフェスティバル東京展』が12月10日まで開催されている。 [caption id="at…
体の芯から暖まりたい
冬こそウイスキー
ウイスキーには季節ごとに美味しい表情がある。寒い季節には、味も香りも個性が強く、ほのかにスパイスを感じるスコッチウイスキーがおすすめ。ストレートで飲むだけでなく、深い世界観を持つウイスキーカクテルで冬ならではのウイスキーの魅力を引き出してみたい。 今夜ウイスキーがあったらなら◇第5夜 冬に飲みたいウイスキーカクテル 鍵を握るのはベースのスコ…
銀座の空にそびえる140個の白いカプセル
「中銀カプセルタワービル」
丸窓が付いたルービックキューブを思わせるような、カプセルの集合体が目を引く「中銀カプセルタワービル」。このユニークな集合住宅は、黒川紀章氏設計の名建築であり、銀座8丁目のランドマークとして知られている。外観ばかりかカプセル内部も、まるでSF映画に出てくるような未来空間。築45年たっても今なお人気が高い建物の魅力を探る。 [caption id="attachment_14…