映画ソムリエ東 紗友美の「映画と暮らす」
“本物の自由”を堪能できる
上質な空間
新宿ピカデリー
シネマコンプレックス「新宿ピカデリー」の、スクリーン1内に併設されているラグジュアリーな鑑賞空間「プラチナシート」「プラチナルーム」がリニューアルされ、よりラグジュアリーな空間に生まれ変わりました。今回はこの素敵な空間のなかで、改めて“映画を観ること”について考えます。
映画の世界のような空間に包まれる
自分のためだけの時間
物語に触発されて過去を想い出したり、未来への希望を抱いたり…映画を観ることは思考を旅させることだと思うんです。旅って特別な時間ですよね。ただ映画を観るだけでも、もちろん良いと思いますが、いつもとちがう空間で観ることの相乗効果でより日常から離れた特別な体験になっていくんです。
この場所がいいな、と思うのは映画の世界に出てきそうなおしゃれなインテリアで構成されていること。本当に映画の世界に入り込んだように錯覚します。特に新しく設置されたシングルシートは、ゆったりとしていて、隣の人を気にせず自分だけのプライベートな時間を過ごせます。映画に没頭して、思い切り楽しんでほしいですね。
主人公の行動を疑似体験し、新たな知識を得たり、ファッションを楽しんだり、ユーモアのセンスを盗んだりできる映画は、自分をアップデートするチャンスにもなります。
意識をせずに映画を観てしまうと、そのチャンスを逃してしまうことも多いはず。少しお金を使うことで、より映画を吸収しようと集中して観ますよね。忙しい日々のなかでの120分という時間、をもっと有意義なものにしたいなら、自分のために投資することも必要ではないでしょうか。
プライベートと仕事を上手に切り替えるのが難しい時代。完全にオフになって、自分自身をケアできる時間って本当に貴重。エステやマッサージに行くのももちろんいいんですが、この空間で見るという体験は、癒しにもつながりますよ。それが新宿という都会にいながら味わえるのって本当に贅沢ですよね。子供が生まれて、1人で過ごすことが少なくなった今、より実感します。
また、映画以外の感動も同時に味わうことができるのも魅力です。鑑賞前から利用できる、専用のウェイティングルームやラウンジに用意されているドリンクやフードのおいしさ、気遣いの感じられるサービス…。映画を観るまでの気分を高めてくれます。
20代の頃は、こういった場所に男性に連れてきてもらうことにステータスを感じていました。30代になり、自分のお金でここに来ることにこそ価値があると感じます。自分の手で、自分の理想を掴むことができる女性ってとてもカッコイイし、本当に自由だと思うんです。
もちろん、デートには最高の場所ですが、自分へのご褒美や親友への誕生日プレゼントに、ここに来てお祝いするのも素敵ですよね。
映画って何かに紐づけることで、もっと記憶に残っていくもの。例えば誰と来たかとか、どんなシチュエーションで観たかとか…。この場所で観た映画は、忘れない思い出になって心に刻まれるはずです。
このラグジュアリーな雰囲気で、あえて普段見ないアニメ映画なんかを観るのも面白いと思います。そうやってサプライズを起こすことが人生を楽しく、豊かにすることにもつながっていきますよ。
新宿ピカデリー
住所:東京都新宿区新宿3-15-15
TEL:050-6861-3011(24時間上映案内&FAX案内サービス
HP:https://www.smt-cinema.com/site/shinjuku/
■プラチナシート内シングルシート
料金1名5,000円(映画鑑賞代[スクリーン1上映作品]、ウェルカムドリンク、ラウンジ利用を料金に含む)
■プラチナルーム
料金2名30,000円(2名分の映画鑑賞代[スクリーン1上映作品]、ウェルカムドリンク、ウェルカムスイーツ、ウェイティングルーム利用、駐車場最大4時間無料[1台]を料金に含む)
※掲載価格は税込価格です(2019年5月現在)
取材&文・SUMAU編集部 撮影・古本麻由未
映画ソムリエ 東 紗友美(ひがし・さゆみ)
1986年6月1日生まれ。2013年3月に4年間在籍した広告代理店を退職し、映画ソムリエとして活動。レギュラー番組にラジオ日本『モーニングクリップ』メインMC、映画専門チャンネル ザ・シネマ『プラチナシネマトーク』MC解説者など。
Instagram:@higashisayumi
Blog:http://ameblo.jp/higashi-sayumi/