至高の楽園 バンヤンツリー

2016.09.23

[第6回・最終回]バンヤンツリー・マヤコバ
メキシカンカリブの楽園で最上の安息を満喫

太陽の国メキシコ・カリブ海沿いの大自然と伝統的なマヤ文化が息づく楽園で、贅を極めたリゾートとして世界のセレブに知られているバンヤンツリー・マヤコバ。ユカタン半島カンクンの南に広がるリビエラ・マヤの豊かな自然に溶け込むように、バンヤンツリーが培ってきたアジアンホスピタリティと奥深いメキシカンカルチャーが融合した魅惑の世界が待ち受けている。極彩色のラテンの国ならではのラグジュアリーリゾートで、最上の安息を求めたい。

 

(上)バンヤンツリー・マヤコバがあるリビエラ・マヤは、広大なマングローブとカリブ海沿いの自然が豊かな魅惑のリゾート地、 (下)太陽の光によって青さを増した絶景のカリブ海が広がっている。

(上)バンヤンツリー・マヤコバがあるリビエラ・マヤは、広大なマングローブとカリブ海沿いの自然が豊かな魅惑のリゾート地。(下)太陽の光によって青さを増した絶景のカリブ海が広がっている。

 

空も海も鮮やかなカリビアン・ブルー!

目映い太陽と陽気さ弾けるメキシカンリゾート

 

メキシコは日本の5倍ほどの面積を持つ大きな国。アカデミックな古代人の高度文明の歴史香を国中に残し、文化や言語の少数民族の末裔が昔のままに暮らす様子も見られ、観光地化したメキシコ国内はどこを訪ねても興味深い。

 

中でもカリブ海に面するユカタン半島のカンクンは世界に名だたる一大リゾート地。そんなカンクンから海沿いに南下すると、プラヤ・デル・カルメンからトゥルム周辺まで、‘リビエラ・マヤ’と呼ばれるメキシコらしさを残す魅惑のリゾート地が広がっている。

 

バンヤンツリー・マヤコバがあるのはまさにこの地域、プラヤ・デル・カルメンの郊外、自然の残る海沿いだ。

 

自然豊かな敷地内にはラグーンに沿って117棟のヴィラが点在。全室プール付きで、贅沢なヴィラの中に極上ヴァカンスのすべてがある。

自然豊かな敷地内にはラグーンに沿って117棟のヴィラが点在。全室プール付きで、贅沢なヴィラの中に極上ヴァカンスのすべてがある。

 

8種類あるヴィラは、それぞれ景色やレイアウトが異なり自分だけの空間を楽しめる。

8種類あるヴィラは、それぞれ景色やレイアウトが異なり自分だけの空間を楽しめる。

 

マヤコバとは、‘マヤ時代の水上の村’を意味している。ここバンヤンツリー・マヤコバは、カリブの大自然の中で奥深いメキシカンカルチャーと、アジアのホスピタリティを併せ持つ贅沢なリゾートとして知られている。

 

敷地内には16もの淡水ラグーンが縦横に旋回し、そのラグーンを、チェックインやアウトのためのゲストを乗せた専用ボートが走り抜ける。マングローブの繁る敷地には、ラグーンに沿って全117棟のヴィラが点在。

 

全室プール付き、ラグーン・ビューや、オーシャンフロントなど、8種類の豊富なヴィラは景色もレイアウトも異なる。最大級は‘3ベッドルーム・ファミリー・レジデンス’(3階建て、32㎡の温水プールとジェットプール付)や、‘サンクチュアリー・スパ・プールヴィラ’(45㎡の温水プール付)だ。

 

ビーチフロントのオーシャンフロント・3ベッドルーム・プールヴィラ・アット・ザ・ヘヴンのプライベートプール。最高の立地で最上のもてなしを満喫できる。

ビーチフロントのオーシャンフロント・3ベッドルーム・プールヴィラ・アット・ザ・ヘヴンのプライベートプール。最高の立地で最上のもてなしを満喫できる。

 

(左)ベッドルームから眺めるラグーン・ビューも素晴らしい。 (右)マスターベッドルームの高い天井が開放感を演出している

(左)ベッドルームから眺めるラグーン・ビューも素晴らしい。
(右)マスターベッドルームの高い天井が開放感を演出している

 

メキシコは美しさを昔のままに残す自然と、ユネスコ自然遺産や文化遺産を多く宿す国だ。

 

3000種以上もあると言われるメキシコ料理を誇り、伝統的な少数民族の末裔達は己の文化(マヤ・アステカ・サポテカ・ミステカなど)を地域ごとに保ち、百面相的な豊かな文化的観光国でもある。

 

とりわけリビエラ・マヤは小規模で静か、メキシコらしい自然が残るエリアとして、極端な開発は避け隠れ家的ホテルの存在が多い。

 

バンヤンツリー・マヤコバは、さすがに隠れ家ではないが、‘マヤコバ’と称されたラグジュアリーなリゾートコンプレックスの敷地内に建つ1軒として、セキュリティも安心。隣接する他のホテルも全て5ツ星クラスというデラックスなホテル区域に建っている。

 

ヴィラのベッドルームから望めるカリビアン・ブルーの海。

ヴィラのベッドルームから望めるカリビアン・ブルーの海。

 

サンクチュアリー・スパ・プールヴィラは45㎡もの温水プール付き。ジャグジーも付いている。

サンクチュアリー・スパ・プールヴィラは45㎡もの温水プール付き。ジャグジーも付いている。

 

(左) バンヤンツリー・スパの「レインフォレスト」。ホットとコールドのサーマル・キャビンを交互に行き来する、ハイドロサーマル・サーキットが特長。 (右) スパではメキシコ産蜂蜜やテキーラを用いたテラピーなど、メキシコならではの伝統技でリラックス。

(左) バンヤンツリー・スパの「レインフォレスト」。ホットとコールドのサーマル・キャビンを交互に行き来する、ハイドロサーマル・サーキットが特長。
(右) スパではメキシコ産蜂蜜やテキーラを用いたテラピーなど、メキシコならではの伝統技でリラックス。

 

メキシコでも人気、シグネチャー・レストラン

「サフロン」が本格タイ料理を提供

 

リゾートが提供する本場のメキシコ料理は脱帽するほど美味しいが、バンヤンツリーと言えば、自慢はシグネチャー・レストランの「サフロン」。世界に誇るタイ料理には、プーケット島出身のシェフ本格的タイ料理をモダンな形で提供している。

 

ラグーンに張り出した 3ヵ所のデッキにテーブルが置かれ、オープンエアのレストランとして、ラグーンやマングローブの景色を眺めながらの食事が可能。サフロンの他にも食事の選択肢は14ヵ所以上。グルメ王国メキシコらしい食のこだわりだ。

 

さらに今年2016年からは、マヤ族伝統の食事「HAAB」のアウトドアキュイジーヌ食体験が始まった。HAABとはマヤ族の暦のこと。マヤ暦の基本となる4つの神聖なエレメンツ、地球、風、火、水を基本に、マヤの気高い食文化を体験できるダイニングイベントだ。

 

日の暮れる頃からジャングルに入り、マヤの儀式と共に食事が出される。マヤ族の故郷ユカタン半島ならではのミステリアスで楽しそうな体験だ。

 

バンヤンツリー・マヤコバ自慢のシグネチャー・レストラン「サフロン」。ロマンティックな水辺のテーブルで愉しむことができる。

バンヤンツリー・マヤコバ自慢のシグネチャー・レストラン「サフロン」。ロマンティックな水辺のテーブルで愉しむことができる。

 

(左)朝食会場ではメキシカンをはじめ、各国の美食をブッフェスタイルで提供してくれる。(右)ヴィラ内でシェフがサーブするプライベート・バーベキューも超一級の味わい。

(左)朝食会場ではメキシカンをはじめ、各国の美食をブッフェスタイルで提供してくれる。
(右)ヴィラ内でシェフがサーブするプライベート・バーベキューも超一級の味わい。

 

(左)マヤ族伝統の食事「HAAB」。HAABとはマヤ族の暦で、マヤの気高い食文化を体験できる最新のダイニングイベント。 (右)日没からジャングルに入り、マヤの儀式と共に食事が出される。マヤ族の故郷でのミステリアスな体験。

(左)マヤ族伝統の食事「HAAB」。HAABとはマヤ族の暦で、マヤの気高い食文化を体験できる最新のダイニングイベント。
(右)日没からジャングルに入り、マヤの儀式と共に食事が出される。マヤ族の故郷でのミステリアスな体験。

 

 

ここメキシコにも数々の賞を総なめにしたバンヤンツリー・スパがある。ホットとコールドのサーマル・キャビンを交互に行き来するハイドロサーマル・サーキットが特長的な The Rainforest。

 

メキシコ産ナチュラルハーブを利用したハーバル・サウナやアロマ・スチーム、メキシコ産蜂蜜やテキーラを用いた独自のテラピーや、水の力を利用したハイドロテラピーなどローカルな伝統技も揃う。

 

一方、バンヤンツリー・マヤコバでも他のバンヤンツリー同様、周辺の環境保護に対しインパクトのある活動を継続中だ。

 

その功績は高く評価され、PROFEPA(Read a General Description of The Federal Attorney for Environmental Protection)主催のツーリズム環境品質賞、および熱帯雨林サステイナブル協会からも「Earth Check 銀賞」を授与されている。

 

(文・せきねきょうこ)

 

 

メキシコの太陽の下、カリブの海を思わせるようなメインプール。

メキシコの太陽の下、カリブの海を思わせるようなメインプール。

 

(左)ラテンアメリカPGAツアーも行われる18ホールを誇るゴルフコース。 (右)敷地内では16もの淡水ラグーンが縦横に巡り、ゲストを乗せた専用ボートが走り抜ける。

(左)ラテンアメリカPGAツアーも行われる18ホールを誇るゴルフコース。
(右)敷地内では16もの淡水ラグーンが縦横に巡り、ゲストを乗せた専用ボートが走り抜ける。

 

 

せきねきょうこ/ホテルジャーナリスト

仏アンジェ西カトリック大学留学後、スイスの山岳リゾート地で観光案内所に勤務中、ホテル住まいを経験。仏語通訳を経て94年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープ多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。ホテルのコンサルタント、アドバイザーも兼任。著書多数。

http://www.kyokosekine.com

 

 

Banyan Tree Mayakoba(バンヤンツリー・マヤコバ)

住所: Carretera Federal Chetumal-Puerto Juárez

Km. 298 Playa del Carmen, Quintana Roo. México

電話:+52 984 877 3688

http://www.banyantree.com/ja/em-mexico-mayakoba

部屋数:117室(ヴィラも含め)

室料:Bliss Pool Villa USD569.00~ (税サ別)

施設/レストラン4軒、バー3軒、スイミングプール、会議室、スパ、ゴルフクラブ(エル・カメレオン・ゴルフクラブ0.6km、グラン・コーラルゴルフ2.9km)、ほか

アクセス/カンクン国際空港から車で約45分(有料送迎有り)、

日本での問合せ先/バンヤンツリージャパン03-5542-3511

予約専用フリーダイヤル 0120-778-187