至高の楽園 バンヤンツリー
[第5回]バンヤンツリー・ヴァビンファル
神々が創った奇跡の島に癒される休日

真っ青な至上の楽園ともいえるモルディブ。空に溶け込むようなターコイズブルーの海に、純白の砂に輝くサンゴのリーフ。海と無数の島々が織りなす地上の楽園は、神々がこの地球にもたらした奇跡の島ともいえる。バンヤンツリー・ヴァビンファルは、モルディブの首都マーレから透き通るような美しい海をわたること20分、サンゴ礁に囲まれた小さな丸い島に待ち受ける。大自然と静寂に包まれた自分だけのラグーンで過ごすアイランドリゾートで、まさに神々と一体化するように優雅な休日を極めたい。

神々しいほど美しいラグーンが無数に残るモルディブ。地球で最後に残された宝物のような海が広がる。
空の青、ミルキーブルーの海、白砂ビーチ、
自然に溶け込むアイランドリゾート
インド洋に浮かぶモルディブは 世界中の海を愛する人々から‘海の聖地‘と呼ばれる海域だ。
神々しいほどの美しさを誇り、美しいラグーンが無数に残る貴重な海であり、特有のミルキーブルーやターコイズブルーが鮮やかなグラデーションを展開している。
空から見れば、地球に残された驚異か、貴重な宝物のように万人を感動させてくれる海域でもある。

小さな島の白砂のビーチに面した隠れ家的な趣のヴィラ。潮の薫りに包まれながら、自然との一体感を味わい尽くせる。

優雅なる楽園のヴィラで、世界一美しいラグーンに囲まれて過ごす夢のような休日。
バンヤンツリー・ヴァビンファルはモルディブの首都、マーレからこうした貴重な海をスピードボートに乗り約20分で到着する。
開業は1995 年、北マーレ環礁に生まれた隠れ家である。リゾート名称のヴァビンファルには、モルディブ語で‘円形のサンゴ礁に囲まれた丸い島’という意味があり、その名の通り白砂のビーチに囲まれた小さな丸い島だ。
熱帯地方特有の穏やかな風が島全体を通り抜け、ジャングル内でも、ヴィラ内でも、潮の薫りに包まれ自然との一体感を感じることができる。雑音は一切無く、ただわずかな波音やたまに聞こえる鳥の鳴き声が島を包み込んでいる。静けさの中でゆったりと過ごす休日は、都会とは別世界の穏やかで幸せな時間である。

各ヴィラにはビーチに突き出したタイ式サラがあり、絶景を独り占めしながら、日常を離れて過ごすのにこれほど相応しい場所はない。

ビーチフロント・プール・ヴィラのベッドルーム。天蓋のあるベッドからは海の煌めきと白い砂浜が望め、あたかも1枚の絵画のように目に焼きつく。
そんな海の小さなリゾートにも、バンヤンツリーが誇るスパが造られている。このバンヤンツリー・スパ・ヴァビンファルは、2014 年 3 月に「2014 ワールド・ラグジュアリー・スパ・アワード」のベスト・ラグジュアリー・ホテル・スパ(インド洋地域)部門においてアジア大陸賞を受賞。
アジアの伝統的癒しの哲学に沿い開発されたというトリートメントの数々は、ヴァビンファル独自のメニューでもある。モルディブ産ココナッツで造られるリッチなバームや、天然素材で作りたてのプロダクツを用いる各種トリートメントは、まさに‘楽園の島’に相応しいメニューだ。
日頃の疲れを癒し、肌を整え、心も体もリフレッシュ、お薦めのスパである。特に海に突き出たオープンエアのバレでは、ベッドが海の上に浮かんでいるようで、海との一帯感がたまらない。

ヴィラの裏庭には真水のプライベートプールとジャグジー。リビングルームのようにゆったりとした洗練の空間。

(左)自然光が差し込むヴィラのバスルーム。
(右) 陽が沈む時間帯は、タイサラでカクテルを愉しむのがお勧めだ。

バンヤンツリー・スパ・ヴァビンファル。潮騒と甘いオイルの香りが心地よい眠りを誘う。
南国の島ならではの楽しみ方いろいろ、
ストレスフリーな滞在を!
バンヤンツリー・ヴァビンファルの食事は、島の食事と侮るなかれ、モルディブ産の食材にこだわる工夫が随所に見られる。地元産の冷製ロブスター、ホタテ貝など海の幸や、上品な甘さのデザートなど、新鮮で風味豊かなスペシャル・メニューが提供されている。
毎週一回、火曜日にはビーチで‘バーベキューナイト’も用意される。また、熱帯地方特有の地元産完熟フルーツが幾つも揃い、この夜は、彩りも鮮やかなトロピカルフルーツ三昧となる。
四方を海に囲まれた美しい情景の中で、陽の落ちる頃にグラスを傾け、ロマンティックな夕暮れ時をホワイトサンドビーチで過ごす…、カップルにはたまらないひとときあろう。
ファミリーにも愛されるバンヤンツリー・ヴァビンファルだが、カップルも多く訪れ、ウェディングも人気が高い。
そこでリゾートでは、カップルに‘10の楽しみ’を提案。中でも‘サンドバンク・ダイニング’は大人気という。島から少し離れたサンドバンクにボートで渡り、ランチやディナーが楽しめる究極のプライベートダイナーである。

サンドバンク・ダイニング。360度見渡す限りのインド洋の絶景に囲まれて食事を楽しめる、究極のプライベートダイニング。ウェディングでも人気が高い。

(左)暮れなずむ二人だけのサンドバンクで、最高にロマンティックなディナーを。
(右)孤島ならではの夜を楽しめるメインバー。ライトアップが美しい。

(左)レストランでは打ち寄せる波の音と潮風を感じながら、モルディブ産の新鮮な海の幸を堪能できる。
(右)自身のヴィラでのディナーが二人だけの時間を贅沢にする。
ほかにもプライベートビーチでのサイアム・マッサージ、サンドバンクでのウェディング、ウォータースポーツ全般、そしてサンセットクルーズなど、カップルのみならず、ファミリーにも友人同士にも至れり尽くせりのサービスが揃っている。
一方で自然を守る真摯な対応が実践されていることも、バンヤンツリーの掲げる哲学のひとつだ。
海と共にあるリゾートこそ、その海を守るのは当然のこと。ユニークな存在である海洋保護研究所の専門家が島と周辺の海洋生物保護に専念し、またヴァビンファルでは特に子ども向けのプログラムも用意している。
子どもが興味を持って楽しめるようにデザインされ、海鳥、ウミガメ、サンゴなど海洋生物の保護について学習する機会が提供される。また企業としての責任を果たすためCSRを随時推進し、積極的な環境活動にも取り組んでいる。
(文・せきねきょうこ)

地上の楽園モルディブ。心身を解き放ち、日常から遠く離れた休日に酔いしれたい。

環境保全はバンヤンツリーの哲学のひとつ。ウミガメ(左)やアカエイ(右)など、海洋生物の保護を学習する機会も毎日提供されている。タイミングがよければ赤ちゃんカメの放流にも立ち会える。
せきねきょうこ/ホテルジャーナリスト
仏アンジェ西カトリック大学留学後、スイスの山岳リゾート地で観光案内所に勤務中、ホテル住まいを経験。仏語通訳を経て94年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープ多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。ホテルのコンサルタント、アドバイザーも兼任。著書多数。
Banyan Tree Vabbinfaru(バンヤンツリー・ヴァビンファル)
住所:Vabbinfaru Island North Malé Atoll Republic of Maldives
電話: +960 664 3147
http://www.banyantree.com/ja/em-maldives-vabbinfaru
部屋数:48(ヴィラ)
室料:USD1,500 ~(3食付き、税金・サービス料別途)
アクセス:マーレ国際空港前のボート乗り場から、専用のスピードボートで約20分、
日本での問合せ先/バンヤンツリージャパン03-5542-3511
予約フリーダイアル:0120 778 187