ミラノ・サローネ情報
ミラノサローネ2014 レポート
デザイン=住空間の美しさを追い求める中でインテリアはなくてはならないもののひとつです。そのインテリアのトレンドを知り、新しいスタイルを発見するための一環として、私たちは毎年イタリア・ミラノで開かれる世界最大級の国際家具見本市「ミラノサローネ」を視察しています。
今年は、メーカーのショールームや工場を見学する機会も得られ、新たな関係性を深める足掛かりもできました。ミラノサローネ視察で得られたエッセンスをモリモトのものづくりに具体的に活かし、お住まいになる方の人生を高め、街の価値となるようなマンションをこれからも創り続けるために、「世界ブランドとのコラボレーション」「自社オリジナル製品のプロダクト」等を視野に、新たな付加価値にチャレンジしていきたいと考えております。
今年も、当社社員7名が参加し、実際に現地で、世界最先端のデザイントレンドを体感してきました。
ここでは、「ミラノサローネ」で得られた今年のトレンドをレポートいたします。
ミラノサローネとは
2014年で53回目を迎えるミラノサローネ(正式名称:Salone Internazionale del Mobile di Milano)は、イタリア・ミラノで毎年4月に開かれる世界最大級の国際家具見本市です。ミラノサローネの展示会場は、本会場の「FIERA(フィエラ)22万㎡(東京ドーム11個分)」とミラノ市街地各所で開かれる通称「FUORI SALONE(フォーリサローネ)」で構成されています。世界最先端のデザイントレンドの発信地として、デザイン業界には多大な影響力を持つミラノサローネ。グローバルでのその影響力と関心の高さから近年ではデザインエキシビジョンの枠を超えたブランド発信の場としても注目を集めています。
会期:2014年4月8日(火)~13日(日)
来場者数:35万7212人(2013年比13%増・2012年比8%増)
EuroCucina(キッチン)とEuroLuce(照明)の展示が隔年で行われます。偶数年の今年はEuroCucina(キッチン)の年でした。キッチンの年は照明の年よりも来場者数が多い傾向にあり、今年は前々年のキッチン年からさらに入場者数が増え、大変賑わいをみせたサローネ会場でした。
まずは、今年のキーワードを写真とともに紹介します。
〔トレンドカラー〕
シック(グレージュ・コントラストを抑えたニュートラルカラー)、スモークドウッド
メインカラーは多岐に渡るグレー(アズールグレーなど)
アクセントカラーは全体的に控えめ