[第23回]The Omnia ~ツェルマット/スイス~
山岳地初のデザインホテルは建築美、グルメ、景色も一流!
「車窓の景色は、どこを切り取っても絵葉書のように美しい」と、スイスを旅する人々は口々にそう言います。また、カメラのシャッターを何度押してもきりがありません。隣国フランスとはレマン湖の真ん中で国境を分け、中世さながらのワイン造りがユネスコ世界遺産に指定されたフランス語圏、万年雪の銀峰輝くアルプスの連なるドイツ語圏、明るい陽ざしと豪華ホテルやヴィラが並ぶセレブの避寒地イタリア語圏、そして昔ながらの文化…
私たちが知らないほんとうのムーミン。
原作者トーベのあたたかな心を感じる原画展。
「ムーミン」と聞いて、あなたはどんなイメージを持つだろうか? 「かわいい」「懐かしい」「愛らしい」・・・そう思ったとき、頭の中に浮かんでいる「ムーミン」像は人それぞれで違うかもしれない。絵本、漫画、いくつかのTVアニメ、そして今年4月から日本で放映がはじまったCGによる最新の映像まで。「ムーミン」のバージョンは日本だけでなく海外にもたくさん存在し、それぞれで少しずつ顔立ち…
[第22回]Villa Mahabhirom
ヴィラ・マハビロン
~チェンマイ/タイ~
タイの古都チェンマイの旅、
ヴィンテージ・ヴィラで過ごす休日
世界中の旅人に圧倒的な人気を誇るタイの歴史的な町、チェンマイ。その中心地から車でわずか5分ほどの閑静な一画に、個性派のヴィラが誕生したのは2016年10月でした。その名は、「Villa Mahabhirom」(ヴィラ・マハビロン)といい、‘偉大なる歓び’という意味を秘めています。 初めて訪れたのは、オープン直後の3カ月後でしたが、続いて、2年後にも再訪しました。できるはずだったスィートルーム…
そして彼は「ル・コルビュジエ」になった。
自身が設計した美術館で見るその原点。
ユネスコの世界文化遺産に登録されて3年、そして1959年6月に開館してから今年でちょうど60年を迎える東京・上野の国立西洋美術館。この機会にふさわしい展覧会が、いま美術館で開催されている。「ル・コルビュジエ 絵画から建築へーピュリスムの時代」だ。 国立西…
南カリフォルニアの太陽と海とワイン
極上のゴルフリゾートで大人の休日を
南カリフォルニアの優雅な高級住宅地にあるニューポート・ビーチに、ワインとゴルフの両方を楽しめる大人の楽園のようなリゾートがある。 閑静な丘の上に佇む「ザ リゾート アット ペリカンヒル」は広さ504エーカーの広さを誇るゴルフコースを含んだ豪華リゾートだ。 敷地内には高級ゴルフコース、5つのレストラン、スパ、プールを所有する。イタリア建築の建物から見渡すカリフォルニア…
[第21回]フォション ロテル パリ Fauchon L’Hôtel – Paris ~フランス~
甘くて美味しいホテルの誕生!パリ伝統のエレガンスと共に
パリ発の高級スィーツやグルメなアイテムとして、最も日本に馴染みの深いフランスのブランド‘フォション’が、歴史上初となるホテルをオープンさせました。場所は、当然ともいえるマドレーヌ広場です。1889年、マドレーヌ広場に本店を創業以来、この広場はマドレーヌ寺院とフォションというブランドが、切っても切れないイメージをつくりあげてきたといっても過言ではありません。 ホテルのオープンは、2018年9月1日で…
新しい感性が創りだす景色。
中目黒、代官山で話題のスポットを訪ねる。
代官山から中目黒にかけては、静かな住宅街と商業エリアがほどよく混じり合い、隣り合う渋谷、恵比寿とは違ったどこかゆったりしたリズムが漂う街。つねにそこは、感度の高い人々がその時代ごとの新しいスタイルや流行を生みだしながら、ほかのどこにもない文化を作りだしてきた。 そんな街のDNAは、今もなお健在だ。相次ぐ再開発でめまぐるしく変わる都心の景色とは一線を画し…
ほとばしる想像力と画力がすごい。
アヴァンギャルドな江戸絵画に会いに行く!
『奇想の系譜』という書籍をご存じだろうか。美術史家の辻惟雄氏が1970年に著した日本の美術書。それまでまとまって書籍や展覧会で紹介されたことがなかった、自由で斬新な江戸絵画の知られざる潮流を明らかにしたものだった。 約半世紀前の当時はまだ江戸絵画史の傍流とされていた画家たち。意表をつく構図や色の強烈さ、その奇矯(エキセントリック)で幻想的(ファンタステ…