SUMAU STYLE of JOURNEY
歴史ある登山列車に乗り、
エリア屈指のビュースポットへ
丸1日の移動を経て、2日目からが旅の本番。
この日は、120年の歴史を持つ登山鉄道、シーニゲ・プラッテ鉄道に乗車し、
アイガー、メンヒ、ユングフラウ三名山の大パノラマを臨む頂上駅へ向かいます。
宿泊するグリンデルワルトから、シーニゲ・プラッテ鉄道の始発駅、
ヴィルダースヴィルまでは、約30分の列車移動。
ヴィルダースヴィルからは、まさに登山鉄道という言葉がぴったりの
懐かしい雰囲気の列車に乗り換え、高低差1383mの山道をゆっくりと登っていきます。
ちなみに、このシーニゲ・プラッテ鉄道は、1893年の操業。
当初は蒸気機関車として運行していたそうで、現在でもその名残を留める蒸気機関車に乗車できるツアーもあり、人気を呼んでいます。
また、斜面に沿ってハイキングコースも整備されており、途中の中間駅で下車して、
半分は鉄道、半分はハイキング、なんていう楽しみかたをする人も。
中間駅には焼きたてのケーキが味わえるカフェもあり、
ハイキング派のひと休みにも最適です。
ヴィルダースヴィルから約50分、登山列車の旅をのんびり楽しんで到着したのが、
標高1967mの終点、シーニゲ・プラッテ駅。
頂上には、ユングフラウ三名山の大パノラマを臨む約1kmの周遊ハイキングコースのほか、
約650種類もの高山植物で溢れるシーニゲ・プラッテ高山植物園もあり、
花の見頃を迎える6〜9月は、大勢の観光客で賑わいを見せるそう。
訪れた9月はさすがに花いっぱいとはいかなかったものの、それでも珍しい植物がちらほら。この日も冬を前に、植物のメンテナンスを行うスタッフの姿が数多く見られました。
ハイキングコースの途中には、カウベルの記念碑や、大型フレームも設置され、
記念撮影にもぴったり。
さらに、タイミングがあえば、ゆっくりと山を登る列車の姿を目にすることもでき、
開放感たっぷりの気持ちいい山歩きが楽しめます。