心地よいインテリアをつくる
代々木駅から徒歩1分の地に誕生したデザインコンシャスな『代々木ヴィレッジ』
代々木駅から徒歩1分の地に誕生した
デザインコンシャスな『代々木VILLAGE by kurkku』
デザインコンシャスな『代々木VILLAGE by kurkku』
インテリアデザイナーという職業柄もありますが、空間にしても、家具や小物にしても、常日頃からできるだけすぐれたデザインに触れるようにしています。新しいスポットやアイテムのチェックは欠かせません。
この冬、もっとも興味を惹かれたのが、昨年11月にオープンした商業施設『代々木ヴィレッジ』です。オープン直後に「空間のつくり方も、サインデザインもいい施設ができた」と、知人から教えてもらったんです。オープンするまで、マスコミなどでもほとんど取り上げられていませんでしたし、代々木の駅のすぐそばという立地にできたのもおもしろいと思いました。
実際に足を運んだのは、オープンから1ヵ月ほど経ったころです。代々木は、代々木ゼミナールがあって若い人が集まっているし、一方では古くから住んでいる方も多い。新宿と原宿にはさまれているのに、庶民的なイメージが強いエリアです。そこに、どんな空間ができているのか、ずっと気になっていました。行ってみると、演出の方法もかなり独創的で、大人も楽しめる雰囲気でびっくり。
まず、エントランスからして「いいな!」と思わせてくれるつくりです。敷地全体をクローズできるような施設の場合、エントランス部分は壁になっていることが多いのですが、それがガラスになっていて、24時間いつでも中が見えるんです。
閉鎖的な空間ではなく、街との一体感が感じられて、好感が持てました。