DRINK MODE

2012.11.14

今年の新酒の味わいはいかに?
注目のボジョレー・ヌーボー

1日のスタートにふさわしい気分をしゃきっとさせるフレッシュドリンクや、昼のカフェタイムに味わいたいホットドリンク、夜のくつろぎ時間やナイトキャップに飲みたいお酒まで。日々のリフレッシュ&リラックスにぴったりの注目ドリンクをSUMAUならではの視点でセレクトしてご紹介します。

 

Text by Fukuko HAMADA

 

 

オーガニック、ロゼ、そして白

さまざまな選択肢から好みを選んで

 

フランス・ブルゴーニュ地方南端に位置するボジョレー地区。同地区で、その年に収穫したブドウからできた新酒、ボジョレー・ヌーボーを今年も味わえる季節が到来しました。

 

ボジョレー・ヌーボーは、ガメイ種を使用し、フランスワインの中で最も熟成期間が短い赤ワイン。その味わいはフレッシュでジューシー、キャンディのような甘い豊かな香りが特徴です。一般的な赤ワインに比べてタンニンが少ないため、普段は赤ワインを飲まない人でも気軽に楽しむことができるワインでもあります。

 

解禁は、毎年11月第3木曜日。今年は11月15日です。時差の関係で、日本は世界で最も早く栓を開けられる国のひとつとしても知られ、お祭り気分を盛り上げます。

 

2012年のブドウの生育は、春先からあまりよくない気象条件が続いたこともあり、豊作といわれた昨年と比べると、生産量が危ぶまれる微妙な年となりました。実際に生産量も減少しましたが、だからこそ、丁寧な造り手が自信を持って送り出したワインをセレクトし、味わいたいものです。

 

また、最近のロゼワイン人気の高まりとともに、生産量の少ないボジョレー・ヌーボーのロゼにも注目が集まっています。ボジョレー・ヌーボーと同じく、ガメイ種で作られる、適度な酸味とフルーティーな味わいが特徴。サーモンピンクに輝く色の美しさも魅力のひとつです。

 

さらに、ボジョレー地区の北側に隣接する、マコネ地区で産出される“白の”新酒もここ数年、人気が高まっています。地域が違うので、“ボジョレー・ヌーボー”は名乗れませんが、地元やフランス国内でしか味わえなかった、貴重な白の新酒。ブルゴーニュを代表するブドウ、シャルドネ100%で造られるフレッシュで爽やかな白ワインは、日本人の嗜好にもぴったりです。

 

今年は、好みのブドウ品種の新酒を選び、楽しんでみてはいかがでしょう。

 

 

 

 

 

 

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