透明感ある味わいは大人の女性にこそ似合う国内原料のみで造られるピュアな国産ラム酒

DRINK MODE

2013.11.13

透明感ある味わいは大人の女性にこそ似合う
国内原料のみで造られるピュアな国産ラム酒

1日のスタートにふさわしい気分をしゃきっとさせるフレッシュドリンクや、昼のカフェタイムに味わいたいホットドリンク、夜のくつろぎ時間やナイトキャップに飲みたいお酒まで。日々のリフレッシュ＆リラックスにぴったりの注目ドリンクをSUMAUならではの視点でセレクトしてご紹介します。

Text by Fukuko HAMADA

ラム初心者にも、上級者にも愛される

どこまでもクリアな風味

ここ数年、大人の女性の間で、シングルモルトウイスキーを始めとするハードリカーの人気が高まっています。バーで、好みのシングルモルトとスイーツを楽しむ姿も珍しくなくなりました。同時に、今までカクテルで味わうことが多かったラムをストレートやロックで味わい、その虜になる女性も増えているそうです。

そんななか、2013年夏、沖縄・多良間島の黒糖と滋賀・音羽山系の清らかな超軟水を使用した、国産ラム「NINE LEAVES（ナインリーヴズ）」が登場し、ラム好きやバーテンダーなどの間で、密かな話題を呼んでいます。

この「NINE LEAVES（ナインリーヴズ）」の創業者で蒸溜責任者でもある竹内義治さんは、祖父の時代から、日本を代表する大手自動車メーカーの協力会社として日本の“ものづくり”を支えてきた会社の四代目。今までの間接的なものづくりの立場から、直接自分が手がけた最高の物を消費者に届けたいという想いが高じ、原料選びから製造、仕上げまでをトータルに手掛けられる国産ラム酒造りをスタートさせたのだといいます。

創業者で蒸溜責任者の竹内義治さん。仕込みから蒸溜、仕上げまで一人で行う。

ラムは、一般に、西インド諸島原産で、さとうきびを原料とする蒸留酒として知られています。ですが、製造する地域や国にはしばりがありません。竹内さんは試行錯誤のうえ、その原料としてピュアな甘さと風味を持つ多良間島産の黒糖と、滋賀県音羽山系の長石に磨かれた硬度12度という超軟水、さらに、厳選された国産酵母を選びました。蒸溜施設はラムを創るためだけに自分で設計、蒸溜器もスコットランドから輸入して設置するなど、すべて一から造り上げたのです。

雑味がなく、スッキリとした甘さが特徴の多良間島産黒糖。

地下50mから湧き出る、硬度12度の超軟水が仕込み水。

有名スコッチウイスキーメーカーも使用する、スコットランド・フォーサイス社のポットスチル（蒸溜器）を2器採用。

手作りの蒸溜所で仕上がったのは、香りのよさを追求して生まれた透明なラム酒。竹内さんは、それをあえて「クリアラム」とカテゴライズしました。ボトルからグラスに注ぐと、雑味のない、甘くスッキリとした香りが華やかに広がります。まずストレートで味わうと、甘く柔らかな風味、飲んだ後のキレのよさが印象的です。まさに、クリアな味わいと言っていいでしょう。割りたてのマカダミアナッツなど、粘り気のある甘みのあるおつまみが絶妙にマッチします。また、大ぶりの氷を加えてロックにすれば、酸味や苦みなどの複雑さを感じ、ふくよかな味わいに変化します。

この2013年産「ナインリーヴズクリア」は、一部の限られた酒販店と自社サイトのみで販売されている希少品。これからの季節は、年末のパーティー親しい人と一緒に味わってみるのもいいでしょう。スタイリッシュなボトルは、冬のギフトにもぴったりです。

なお、2013年産ラムの一部は、現在、オーク樽の中で熟成の時を過ごしています。2014年春ごろには、この熟成ラム酒もリリースされる予定。まだまだ、楽しみは尽きません。